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モーツァルトとリボン:18世紀ヨーロッパ紳士たちのカツラ文化

2025.09.30

Ribbonista編集部(リボンの問屋)

学校の音楽室に飾られている音楽家の肖像画。ほとんどの作曲家のヘアスタイルはぐるぐるウェーブの白髪頭をしていますね。実はこれ、カツラなのです。オペラ「魔笛」や「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を作曲したW.A.モーツァルトは髪を一つに結び、黒いリボンをつけているのがわかります。
なぜカツラをかぶっているのでしょうか?

楽譜と歌詞が描かれている!?ドレミリボン♪

ドレミリボン Jingle Bells 3サイズ6色展開

ドレミリボン Jingle Bells A #033

両面ともに光沢を持つダブルサテン織りのリボンにクリスマスジングルベルのメロディーをプリントしました。広幅の生地を熱で細くカットしたリボンですが、両耳(サイド)をエンボス(型押し)加工しているので、織り上げたように見えます。楽譜も歌詞と共にプリントされていますので、クリスマスのデコレーション、プレゼント用などに最適です。

ドレミリボン Happy Birthday 3サイズ6色展開

ドレミリボン Happy Birthday B ゴールド

両面ともに光沢を持つダブルサテン織りのリボンにハッピーバースデーのメロディーをプリントしました。広幅の生地を熱で細くカットしたリボンですが、両耳(サイド)をエンボス(型押し)加工しているので、織り上げたように見えます。楽譜も歌詞と共にプリントされていますので、誕生日のデコレーション、プレゼント用などに最適です。

中世ヨーロッパのカツラ文化の歴史

18世紀、男性の正装はウィッグをつけ、ヒゲを剃るのが習わしでした。事の始まりは、ルイ14世がハゲ隠しや身長を高く見せるためにカツラを被るようになり、貴族を中心に流行していったといわれています。
「音楽の父」と呼ばれるバッハ等の宮廷音楽家たちの間でも、この風潮に合わせる文化が続きました。そして、時代によってヘアスタイルや流行色が変わっていきます。
モーツァルトが生きた18世紀中期には白色が流行ります。小麦粉やじゃがいものでんぷんを振りかけてカツラを白くしていたとか。ヘアスタイルも耳の上に1〜4つほどのカールが巻かれ、余った髪を後ろで一つに結ぶかたちに変化します。束ねた髪は黒のシルクのリボンで巻くのが定番だったようです。

Liebes Mandel, wo ist’s Bandel?

モーツァルトはリボンが登場する三重唱「いとしいマンデル、リボンはどこに?」K.441を作詞作曲しました。この曲は、モーツァルトと妻コンスタンツェを親友ゴットフリート・フォン・ジャカンが訪ねた時の出来事を歌にしたと言われています。タイトルのマンデル(Mandel)は「小さな男」という意味で、リボン (Bandel)と韻を踏んでいます。
是非、聴いてみてくださいね♪

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この記事を書いた人

Ribbonista編集部

リボンの問屋

創業70年、京都のリボン問屋。リボンを毎日扱う会社として、もっとリボンの存在感を増していきたいと密かに野望に燃えている。

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